物覚えもっと雑記帳

思考整理の為の超個人的な場所 ほぼ絵の話 一部noteにも転載

取り入れたい姿勢の話

自信満々で何かを上手い・知識がある・出来ると公言する人の中には、自己評価が過大で自信過剰であることが往々としてある。

でも、そういう思い込みのおかげで実力以上の事にどんどん挑戦出来たり、公言する事でチャンスが巡ってきたりすることも、また実際あるわけで。最初は上手くいかなかったとしても、揉まれることで実力の方が追い付いてきたりもする。

 

自信故に尊大だったり、実力があってもそこに謙虚さのない人は、大抵顰蹙や反感を買う。自信や自尊心を他人に振り翳してマウントを取る人も色々見てきて、こうはなりたくないなと思ってきた。
比較対象は常に理想とする人と心がけているので、そんな風になることは多少は抑えられてきたと思う。反面、謙虚でいたい自信過剰になりたくないと思うあまり、消極的になることも多かったと思う。

 

勿論尊大で他者を見下すような態度になるのは絶対に避けるべきだ。ただ、最近は前述のように多少勘違いしてでも挑戦出来る方が良いよなと強く思うようになった。

そもそも自信があろうとなかろうと、極端に無謀でもなければ、必ずしも結果と相関するわけでもない。大事なのは行動することであり、挑戦しないことには本当の実力ははかれないし、成長もない。

今、自分の実力の無さが痛いくらい身に染みているのだけど、それでも行動を起こすしかないんだよなと思って、なんとか足掻こうとしてる…。

 

 

そういえば、私が出会ってきたズバ抜けて上手い実力者達は、とても謙虚で、自信や自負はあってもそれをひけらかしたり他人にマウントすることなく、力や地位は無関係に色んな人の色んな部分を具体的に褒める人が多かった。

お世辞でなく常に、人に優劣をつけずに他者をリスペクトする気持ちを持ち、誰に対しても先入観なく積極的に良いところを見い出そう・学ぼうという姿勢でいるということだと思う。

どんな地位でどんな実力があってもそういられるのって憧れる。多分それが実力を持てた理由の一つなんだと思う。私も心底そうありたいと願う。

 

ついでに、そんな人の中の一人の思い出話もしたい。

昔ネットで一時期交流してた方で、歳下で、誰から見ても私なんか比にならないくらい上手かった。

なのに私の描くものを具体的に褒めてくれただけでなく、「その点を見習って私もこうしてみてる」と、自分の描くものにすぐに取り入れようとしていた。技術的なことじゃなくて、描く上での考え方や重視する点などで、私の作品もめちゃくちゃ観察・考察してくれていたので、尚更認められてる感があって嬉しかった。

これらは他の人に対してもそうであったように思う(少なくとも私に見えた範囲では)。二人で話している時に第三者を挙げ、この人のここが上手い・凄いと褒めることも多々あったので、素直にそう思っていたのだろう。

特に上手い人と思う人に対しては、その由来になる事を熱心に探って学び取ろうともしていた。

常に他者へのリスペクトがあって、その言葉や態度に嘘やお世辞っぽさが全くなかった。客観的に見て明らかにその人より下手な人に対してもだ。謙虚な姿勢ってこういうことを言うのだと思う。

それと、過去に他者に言われたここが好きじゃないなんて言葉も、素直に受け止めたままでいて、反発心みたいなものも感じられなかった。でもその評価と相反する自分の芯は揺らがされずにいた。

 

改めて思い出すと本当に凄い人だ。

だいぶ前にジャンルが変わってすっかり疎遠になった上、最近では私生活のせいかオンラインでも殆ど見かけなくなってしまったけど…。その人の描く絵もその人自身も今でもめちゃくちゃ好きだし、こうして思い返すとなりたい人物像過ぎる。

 

自分を振り返って反省しつつ…今後はちゃんとそうなれるように心に強く留めておきたい。