クロッキーについて最近思うこといろいろメモ。
クロッキーで拾うべき情報
数十秒のクロッキーで拾う情報として、以下を上から順に意識している。
- 頭の傾き
- 体全体のライン・流れ(一番重視)
- 胴体のひねり具合や向き
- 肘と膝の位置
- 手と足先の位置と向き
こう書くと多過ぎるように思えるけど、意識的にはさほど複雑ではない。
よくコントラポスト、肩・胸・腰などの傾きの線を捉えようと言われるけど、個人的にはその見方だと不十分に感じる。パーツを立体として捉える意識が欠けてしまうというか。
肘・膝・手・足先は、位置と向きが分かれば、腕脚部分は知識から描き足せる。なので手早く描く時は、いっそ輪郭の片側だけさっと描いておいて、後から知識を元にしっかり描き足す方が良いかもしれない。
最初に上記を意識して最小限の情報だけ捉える(頭の丸・全体のライン・膝肘手足の位置関係)→次に慎重めに輪郭を描く
という描き方をすれば、無駄線の削減とクオリティのアップが出来るかもしれない。
苦手なところ
胴体の曲がり具合と向きを捉えるのを疎かにしがちなことに気づいた。
あと、かなりミスってるのが、頭と首・肩回りの位置関係。平面上で見ると頭が胴部分(鎖骨回り)と重なってるのに、つい首のスペースを余分に取ってしまったりする。
重点的に意識して早く改善したいところ。
身体を案外覚えてない
3Dモーションの簡易3Dモデルでクロッキーをするようになってから、ポーズのバランスを捉えるのは多少慣れてきた気がする。が、そこにちゃんと肉付けしようとすると、予想以上にどうなっているか覚えてない部分が多いことに気づく…。
ここで解剖学系の本を開いて調べるのも良いが、今はそこまでは時間がないので、久々にポーズマニアックス(モデルが解剖図)に戻ってみるのも良いかもと思えてきた。
こうなると実写の写真資料でも良さそうだが、自然なポーズが多く、あくまでも今の目的の一番は動きのあるポーズの動きを捉えることなので、それは後回し。