物覚えもっと雑記帳

思考整理の為の超個人的な場所 ほぼ絵の話 一部noteにも転載

好きな絵と描きたい絵と描ける絵が違う

「描きたい絵と描ける絵が違う」という人はかなり多いんじゃないだろうか。画力の問題とかで。私もそう。

ただ、「好きな絵」と「描きたい絵」が合致しないというのは、人によっては全然分からないかもしれない。今日はこの3つに関する雑記。

 

 

自分が好きな絵柄の系統はなんとなく把握している。しかし自分が描いている絵の、とりわけ顔には、その「好き!」をいまいち…下手すると全然感じられなかったりする。

 

何が違うんだろうと考えてみて、好きな絵柄を描く人は具体的に挙げられるけど、それぞれのパーツの描き方を具体的に思い出すことはあまり出来ないということに気づいた。なのでまずは今の自分の絵柄と好みとの差異を把握することに。

 

とりあえず男キャラに限定して、パッと見だけで「格好良い」と感じる顔を描く絵描きさんを何名かリストアップしてみた。ちょっとラフっぽさがあったり、漫画的なデフォルメ(パーツの省略や誇張)が強めだったりという特徴がある絵柄が多かった。

 

対して私が描いてて楽しい・描きたいのは、どちらかというとリアル寄りの描写だ。鼻とかしっかりめに描きたいし、輪郭もリアルに寄せたい。眉毛と目の位置関係なんかも骨格に沿わせたい。ここ2年二次元ジャンルのシンプルめのキャラデザのキャラにハマっていて、最近は折り合いがつくようになったけど、初期は抵抗というか(デザイン的に)描きたいようには描けないフラストレーションさえあった。今でも描いてて楽しい絵柄はデフォルメが弱めのほう。

 

描きたい絵柄=デフォルメ弱めリアルめの絵柄も勿論見た目としても好きではあるけど、前者でリストアップした様な絵柄に対する感覚…「漫画アニメ的」な「キャラクター」に感じる「好き、格好良い、可愛い」みたいな感覚とはちょっと違う。これが好きな絵と描きたい絵が違う、の正体みたい。

 

 

私は基本的に落書き以外は二次創作しかしない人なので、今後もメインの描き方(絵柄)は描くジャンルに合わせると思う。で、今のジャンルならデフォルメ寄りの方が合うから、上で言ってたような好みの絵柄を研究して寄せていった方が良いなと今更ながら思ってる。二次創作なら尚更、自分が「好き!」と感じる顔が描けた方が良いからね。

 

好きな絵柄を何となく眺めてやっつけ本番で適当に真似ようとするんじゃなくて、もっとしっかり差異を洗い出して真似る練習をすべきだなと思う。

絵柄って、単純に目鼻口の描き方を真似るだけではいまいち似ない。好きな絵柄のパーツの描き方を見てみると、案外自分と同じか大差ないのがほとんどで、パーツの描き方よりも、そのサイズや配置のバランスや輪郭(シルエット)の方が重要なんだと思った。

 

 

最近、ぼんやした計画というか、少し先に挑戦してみようと思っていることがあって(これについても後で書きたい)、その為に「可愛い女の子」の絵柄もちょこっと勉強している。といっても全然大したことはしてなくて、人気ソシャゲのイラストを漁って顔の描き方をざっと観察するくらい。これは真似して上手くなろうというより、自分の中の「可愛い」絵柄を特定していく段階。後々好みの人を何名か絞ってから模写もしてみるつもり。上手く掴んで描き方が定まると良いな。