John Raynesという画家が2019年に亡くなっていたのを最近知った。残念だがサイトはご遺族が残して下さっているのでありがたい。これを機に少し紹介させてもらおうと思う。
この画家のことは昔、「人物画の基礎技法 (絵画技法入門書シリーズ)」という絵の描き方の本で知った。本の発行は1987年とかなり古いが、ある美術教室のアトリエで手に取ってその絵が好みだったので、すぐに古本を注文したのだった。
更に英語の本なら他にも何冊かあるのを知り、それらもあわせて購入。一応リンクを。
- 「Complete Anatomy and Figure Drawing」
- 「The Complete Drawing Course」
- 「Draw Faces & Expressions」
- 「A Step-By-Step Guide to Drawing the Figure」
中身を垣間見れるwebページはほぼ見当たらず、詳しく紹介出来ないのが惜しいが、上の公式サイトから絵のクオリティだけは察せられると思う。全て教本なのでしっかりした作品はほとんど掲載されておらず、教本らしい説明用の絵が大半。とはいえ、そのタッチや単純化したモノの捉え方はどれも洗練されていて、とても自分好みだった。
当時名前を検索してサイトを知り、人物画だけでなく風景画も素晴らしいことを知って驚いた。無駄をそぎ落として簡略に描かれているのに、遠目で見るとリアルなのが良い。夢中で画像を保存したのを覚えている。
YouTubeでも「John Raynes」の名で検索すると、いくつか本人が実際に描いているのを映した動画も出てくるので、気になった方は是非。
私もあとで本と動画を久々に見返したいと思う。