私は他人のことをなるべく悪く思いたくなくて、自分に向けられた言動はできる限り良いように捉えようとしてしまう傾向がある。自意識過剰なだけだとか被害妄想だとか考えて、払拭しようと努める。
自分以外に対する言動でも、「この人のこの言動ってこういう(負の)心理じゃないかな」と察せられた時も、悪く捉えてはいけないと受けた印象や自分の感情に蓋をしようとしがち。
でもそんな風にしているだけで、他者からのマイナス感情を全然感じ取れないというわけではないし、ストレスを感じていても流そう無視しようとしてしまうので、知らずにダメージが蓄積してたまに参ってしまう。
耐え難くなった時などにそれを友人に聞いてもらうと、私が思っていたよりも厳しい目で批判してくれることがある。被害妄想や自意識過剰だと払拭しようとしていたことも、いやマイナス感情を向けられてるよと認められることもある。
自分は他人の感情に鈍いという自覚があるけど、それでも自分が感じてることって案外正解も多いのかもしれないし、時にはもっときっぱり認めてしまっても良いのかもしれないなあと。
先日他人の話を聞いていて、ちょっと凄い物言いをする人だな…と思っていたら、友達が「性格悪」と言い放った。この発言この言葉選びってこういう心理でしょ？性格悪、と。それが私も、物言いが悪いだけだよねと考えつつ実際感じていたことだったので、思わず笑っちゃったんだけど、私もそんな風にもう少し素直に受け取っても良いのかもなあと思ったのでした。
