物覚えもっと雑記帳

思考整理の為の超個人的な場所 ほぼ絵の話 一部noteにも転載

ゴットフリード・バメスの美術解剖学

一週間前「追加の美術解剖学本を選んだ」で購入を報告した「ゴットフリード・バメスの美術解剖学」。

1万円少しとお高めですが、実物をパラ見したところ「ソッカの美術解剖学ノート」よりもかたいものの同じような内容が掲載されていそう+解剖学的・美術的な図も掲載されていて描いてる時のビジュアル資料(ヒント)にもなりそうということで思い切ってKindle版を手に入れたのでした。

未だパラ見と、一度描いている時に調べたい内容がありピンポイントで該当部分を探してみただけという状態ですが、実際手に入れてみての所感をざっと記しておきます。

 

まず…この本は描いてる時のビジュアル資料には殆どならないな…と思いました…。まあその辺はパラ見した時点で大体分かっていたので大して期待はしていなかったけど、実際該当部分を調べた際思っていた以上にそのまま描き真似られる画像が無いなーと。関節など構造を簡易化した図も結構あって、やっぱりソッカの本のもっとカタい(学術的)版といった感じ。

 

掲載されている情報は説明書き通り多岐に渡っていて、情報によっては類似本数冊からどれに載っていたか探し回らずに済みそう。私の場合他の手持ちの本が紙版が多いので、これをKindle版で買ったのは正解でした。

 

綺麗な解剖図を使った解説も豊富だけど、腕や足などパーツごとに幅広い解説をまとめているため解剖図だけをひとまとめで見ることはできません(※見落としてなければ)。あと骨の構造、皮膚下の筋肉の構造はあるけど、骨に筋肉がどう付いて重なっていくかという情報はざっと見たところ無さげでそれが惜しい。筋肉の構造は骨から付き方と重なり見ていった方が断然覚えやすいと思うので。知識ほぼゼロから構造覚えたいなら未だ「やさしい美術解剖図」が一番分かりやすいんじゃないかと思います。図に癖があったり一部間違えもあるようですが、まとめ方が整然としていて良いので気に入ってるんですよね。あれで絵だけ丸々違うのがあれば…。話が逸れました。

 

やっぱりこの本もちゃんと地の文まで一巡して読んでなんぼのもので、簡易化した図で構造を解説しているような部分はしっかり解釈して、その中から資料として度々参照したくなりそうな図などはブクマとスクショして保存しておいて使うのが望ましい本かなと思いました。

私はあまりカラフルなのとかレイアウトが複雑に組まれた本が苦手なので、その点はソッカより合っている気がします。でも大抵の人はカラフルで楽しく分かりやすい方が好みだと思うので、気になる方は本屋でじっくりソッカの本と見比べてみて欲しいです。

 

1万円超えという高額本ですが、現時点では満足とも後悔とも言えず、兎に角今後の自分の頑張り次第で評価が変わってくるなと…。地の文も読まないと宝の持ち腐れ。文章量多くて怯みますが、なんとか頑張って生かしていきたいです…。

というか結局分からなくて昔から何度も悩んでるところは、ビジュアル資料探すより一度しっかり構造を学び直した方が良いですね。