物覚えもっと雑記帳

思考整理の為の超個人的な場所 ほぼ絵の話 一部noteにも転載

拙さをちょっと認められたかも

ここ数ヶ月、絵全般に対して「描けるじゃん」って自己認識が全然得られなかった。

なんならスケッチもクロッキーも今までそれなりに描けてると思ってたのが、見る目ある人からしたら全然拙い域なんじゃないか?と他者から思わされることがあって、すっかり自信を喪失していた。そういえばクロッキーやスケッチって、拙さを指摘されたことはあれど褒められた記憶って無い…忘れているだけかもしれないが…。

 

けど、今は前より多少、出来るところと出来てないところが具体的に認識出来るようになって、拙さもポジティブに認められるようになった。なんというか、「いやいや描けているのでは?」みたいな認めたくない気持ちを少しだけ手放せたというか。

これは絵画教室でデッサンを少し習ったり、遥かに上手い人の絵を観察したことにもよる。結構描けるのでは?という自己陶酔は、当たり前のように沢山いる遥かに上手い人達や理想の域の人々を目にする度に勢いよく委縮する。そんなおかげで、「上手い人である(ありたい)」という理想的な自己イメージを少し捨てられたのかもしれない。

 

また、「他人から見たら下手・良くないと思われる出来だ、上手く描かなきゃ」って気持ちがずっとあって、それがプレッシャーになり、余計下手になっていた気もする。でも、他人から上手いと思われたい、が念頭では駄目だよなあ。

 

私はどうも他者の評価を気にし過ぎる傾向があるなと思う。別に、不特定な誰かに認められたところでそれが何?なんだよね本当は。大事なのは誰に認めてもらえるかなんかではなく、自分が思うように描けてるか

 

上も下も幅広い漠然とした世界、そこから都度不特定な一部を切り取って自分を比較して、そんな風に本来測りようがないレベルやポジションというものを度々確認しようとするのは本当に無駄だ。それならいっそ自分より遥かに上手い人々、理想的な人々だけを頭に置いていたほうが、自分のレベルやポジションの自己イメージが安定してまだ平穏かもしれない。

自惚れちゃいけない。こんなもんなんだよ、自分は超凡庸な有象無象の一人でしかないんだよ、という気持ちをこれからは常に持っていよう。自分に期待せずに落胆せずに、ただ理想を手に入れる事に集中して頑張れますように。