物覚えもっと雑記帳

思考整理の為の超個人的な場所 ほぼ絵の話 一部noteにも転載

手の個性と違和感

長年絵を描いているが手を描くのはいまだに苦手だ。それなりにちゃんと描こうとしたら資料がいる。大抵は自分の手を資料にするが、ポーズや手自体の形によっては3Dや他者の写真を使う。

 

で、最近あらためて思ったのが、手ってイメージ以上に個性があるなということ。

 

普段自分の手を見慣れているのでついそれを基準に考えてしまうが、実際色んな写真資料を見るとパーツの比率なども思いのほか幅広い。具体的に言うと、手の甲の長さや爪(伸びた部分ではなく)の長さなど。

私の手の甲の縦横の比率はどちらかというと正方形に近いが、これがかなり縦に長い人も結構いる。そして爪も、指先の伸びた部分を除いた、つまり指に付着している部分だけでネイルチップみたいな長さの人もいる。

 

イラストで、手がかなり縦長で甲も長く、爪部分も長くて指先から第一関節までと第二関節までが同じくらいの長さに描かれているものを結構見かける(特に格好良い男性を描いたイラストに多い)。私はそれをイラストらしい誇張か少し個性が強めと思いつつ若干の違和感さえ感じていたのだが、前述の通りそういった手の人も当たり前にいるのだ。自分の手やよく見る手(絵の資料として出されているものなど)と差異が大きいだけで。

 

これは今後意識して自分の中にある違和感の方を消していかなきゃなと思った。「男性の格好良い手」も世の中のイメージ寄りに調整していきたいし。

 

 

余談だが、クリスタ素材で有名な手の3Dモデルがある。以下のURLの上4つ。

手の資料になる3Dモデル - 物覚え雑記帳 (hateblo.jp)

私はこのモデルも、資料として取り上げられるような標準的な比率の手より、若干手の甲が長めで指が短めに思えていた。見る分には素敵なのに、いざ自分の絵に使ってみると違和感があって、ポーズによってはかなりの修正を加えるか使えないこともあった。

 

しかしこの原因は上記のページにも書いたが、単純にそういうモデルであるというより、陰影オフのおかげか輪郭だけだとポーズ・角度によっては指の水かき部分が手の甲に含まれて見え、手の甲が若干長め・指が短めに見えるせいかもしれないと気づいた。ポーズによっては違和感がないし。

 

それを意識しつつ指の股の溝を書き加えるなどすれば、今までのような違和感は解消できるかもしれない。やっぱりイラストらしいオシャレで格好良い手だなと思うし、トレースOKでクリスタ上で完結出来るのは便利なので、積極的に使っていきたい。