物覚えもっと雑記帳

思考整理の為の超個人的な場所 ほぼ絵の話 一部noteにも転載

写真と見比べなくてもどこがズレてるか分かるよ

タイトルはキレ気味に読んでください。

 

数か月前に、そういえばデジタルでの模写も長らくやってないと気づいたのと、絵画教室(生身のモデルを油彩で描く)であまりに上手くいかないので、短時間で、完成させようとするのではなくむしろパーツに限定した模写練習をしようと、顔写真の模写を数回したことがあった。

結局その数回でまた全く手つかずになってしまっていて(素材作りやら何やらで…)それをやったことさえ忘れていたのだけど、ふとデータを遡っていて思い出したので、反省を込めて上げておく。

 

なお模写元の写真はピンタレストで見つけたアイドル?俳優さん?で全く存じない方です。申し訳ない。目をつむってくれ。

 

油絵でのデッサン(つゆ描きの下絵)が上手くいかないので、モノクロで模写してみたり…

 

同じくつゆ描き想定→ボケ過ぎているのでポイントだけペンを入れたり(右)、顔の立体感だけ描きとろうとしてみたり(左)

f:id:coca6:20221206120031p:image

 

髪は無視で顔に絞ってしっかりめに模写も。

f:id:coca6:20221206120048p:image



…で、これらの絵、

元写真と見比べなくても崩れているのが分かる。

特に3枚目はパッと見でどこがズレているかも想定出来る。

 

耳下のあごのラインの角度、鼻下の角度、口の角度…。実際あとで元写真と見比べてみたらやはりその辺りがズレていた。どうしてこんな数秒見て分かるようなミスを描いている時または描き上げた時に気づけないんだか…。

他に立体感を損なっている部分(ベタ塗りになってしまっていたり陰影の強さが違ったり)も目に付く。ほんの一筆入れるだけで解消できそうなのに。

見返して思わずキレ気味になった。

 

これは絵画教室で目が肥えたから…というわけではないだろう。もしかしたら多少はそれもあるかもしれないが、絵を描く人なら良く経験する類の現象だと思う。明らかにおかしいところでも、描いている時には感覚が麻痺して気がつけないというやつ。

よく言われることだが、そういうのは描いてる途中で一旦大きく離れて見てみたり、長めの休憩を挟んだり、また翌日改めて見たりすることで気づきやすくなる。スマホで撮影して(または別のデバイスで)見ることで多少客観視が出来るというのもある(今回はPCで描いてスマホで見ても当時は気づけなかったわけだが…)。

簡単な練習でもやはり当日描いて終わりではなく、数時間後にでも翌日にでも見返して批評するなりもう一度手を加えてみるなりした方が為になるだろう。これでは練習というよりちょっと憂さ晴らししただけみたいな、自己満足と大差がない気がする。チェックと批評も大事。今後気を付けよう。多分また同じことやってまた後日キレるけど。

 

ところでこのズレている箇所、そういえば生身のモデルを描く時にも苦手で上手くいかず同じようなズレが発生しやすい箇所なので、一時的に見る目が狂っていたというより、ただただ上手く描けないところなのかもしれない…。最初からちゃんと描き表せる力があるなら技術的な反省もいらないのだ。悔しいけど「こうなりがち」というのが意識出来たらあとは直すだけ!…と前向きにいこう。早く改善したい。

 

模写練習、ちゃんと定期的にしなきゃダメだな。折角絵画教室で苦手な部分に対して掴みかけてた感覚も、もうリセットされかけている気がする。勿体ない。詰めが甘いよ…。

 

 

関係ないけど、一緒に出てきた電車内クロッキーも上げておきます。

 

 

デジタルだけどインク溜まりが出来て速度で太さが変わるタイプのペンで、アナログ感があって結構良い。ただそのある種の見栄えが出来を誤魔化していて反省するのを忘れさせてしまうので、しっかり学びにしたいならカッコよくならないペンを使った方が良いかもしれない。見返して下手だとどこが駄目だったか考える癖があるので。