物覚えもっと雑記帳

思考整理の為の超個人的な場所 ほぼ絵の話 一部noteにも転載

エドワード・ホッパーの絵が好きだ

エドワード・ホッパーの絵が好きだ。

 

初めて見たのはネット検索でたまたま出てきたサムネイルだったのだけど、一目見た瞬間強烈な気持ち良さに襲われたのを覚えている。今まで絵で感じたことがない感覚で、脳がぶわぁと膨張するような…難しいんだけど…トリップってこんな感じかもしれないと思った。あと何故だか涎が急に湧き出して止まらなくなった。何かスイッチが入ってしまったみたいだ。

 

彼の絵は、日常の中のほんのひと時を切り取って描いたようでありながら、絵の中には「その瞬間」と「その先の予感」が混在している。生活の中でたまにある、はっとするような良い瞬間。それと心の中に唐突に訪れる、寂しさや孤独感といった類の、予感めいたもの。そういった本来瞬間的にのみ味わう何かを、その要素だけ綺麗に取り出して、ぎゅっと濃縮して否応無しに与えられる感覚を覚える。彼の作品を眺めていると、過去と未来と一瞬と永遠を直に感じさせられる。

 

大好きで勿論画集も持っているんだけど、迂闊に眺めると暫く絵の中から出られなくなっちゃうので、あんまり見られない。