クロッキー数枚と反省など…。
上3枚が昨日だらだらやってたクロッキー類。一番上が1体20分くらい、3枚トータルで3時間近く経っていた。また上1枚と2枚目(左)の下段2体は実写写真から、actorcoreの3Dモデルを元に肉付けして描いてみたもの。
一番下は数日前3Dモデルを元にざっとクロッキーしてみたもの。ついでに。
最近描いたものはほとんど見返さずに捨てたり消したりしていたのですが(なるべく取っておくと決めてたくせに…)、今回改めてしっかり見てみて、出来としては昔からほとんど上達してないかもと思えてきました。このところ人間の重心が多少取れるようになってきた実感だけはあるのですが。
具体的に何が上達(改善)してないのかというと、全体的にとにかく雑ということ。線が上手く繋がってない、迷い線有り過ぎ、消さずに線を重ねる、体の凹凸に変な(不正確な)誇張がある、正しいボリュームを出せていない(左右の輪郭がズレていて一塊として不正確)、人体を覚えてない…。全て前々からちゃんと気づいていたことなんですよね。それが全っ然改善出来てない。
今切実に改善しなきゃと思えています。というのも、最近twitterのおすすめでも沢山のクロッキーが流れてくるようになって、皆ちゃんと上達しているし、私よりずっと上手い人も多いし、それと比べて自分の長年の上達の無さよ!!と…。情けないし辛くなるってもんです…。
上記の問題点について、いくつかは理由の分析も出来ていまして。
- 線画上手く繋がってない
- →手を動かす物理的な速度が速く、止めないではらいがちだから
- よく見る前に感覚で迷い線を描いてしまう
- →初期に目と手の動きの連動の訓練をして染みついてしまっているから
- 消さないまま重ねて描き直している
- →上の理由と近いのがある、出来の綺麗さより直感を優先してきた
- 輪郭の凹凸を誇張して捉えがち
- →初期に憧れて良く見ていたのがシーレで影響を受けたから
これ、分かっていてもものすごーく意識して根気良く頑張らないと直せないだろうなあ…。
自分が上達しないそもそもの理由は、ただやってる感を得る為に手を動かすだけでしっかり向き合ってない・全ての作業を雑にやっているからだと思います。
短期間でもしっかり上手くなる人との違いはまあ能力差もあると思いますが、何よりちゃんと人から(本からでも)学んで目的をしっかり見定めて丁寧にやってきたかどうか、十分な分析と反省が出来ていたかどうかでしょう。私は全然出来てなかった。お手本になるような上手い絵すらちゃんと分析して見ずに、ずっと漠然と描くばかりだったと思う。
しかしここまで自省しても多分ほとんど変わらない・伸びないと思うんですよね…。目指すレベルに応じた「時間をかけて」「丁寧に」の壁って、意識しようとしても自主だと結構大きいから、結局練習勉強の精度・強度も今の程度のままになってしまうと思う。そもそも自分の性質として「雑」「直感的」「ずぼら」があるし…。
例えばデッサンでも自分が望んでいるレベルを目指したいなら、まず初期は1枚10時間は必要。でもその根気がないし、まず正確な知識が無い、出来ているかの判断力が無い…そういう問題もあります。
いやあ自分で書いていて刺さる刺さる…。今後意識して頑張っていきたいですが、また何か月か後も同じことを書きそうで怖い。気づくばかりで宣言するばかりで実際に期待するだけの努力が出来ない…。過去もずっとそうだった気がする…。
追記。
お昼休みに早速ちょっと「線をもっと丁寧に、はらわず」を意識して描いてみたよ。(右上はそれ以前に描いたやつ)
…それでもまだ荒れてるんですが。下の2体はそれぞれ5~10分くらい。下真ん中の足なんてまたそれぞれの輪郭注視してたの丸分かりなズレっぷりだ…直したくなってきた…。
ただ、言い訳するとiPadだと画面が小さい+そもそも筆圧感知がPCの板タブより難しく、普通のペン入れでも苦戦することを考えると多少はしょうがないかもしれない。とはいっても今後iPadで描く時も引き続き「丁寧に」の気持ちだけは持ちたい。
ついでに見つけた先々月の台湾旅行中の電車内でのクロッキーも貼っておきます。
やっぱ雑だし重心の意識より輪郭に気を取られてるなあ。でも最近の中ではこれでも良い部類だと思います。