お絵描きは自信をもって楽しくハッピーに出来る方が精神的には良いし、その方が伸びる傾向にあるともよく言われてる。そう聞くと、下手だと認識して落ち込んだりするのは逆に良くない（避けるべき）ことのように思える。しかし…。
絵に限らず何かを効率良く上達するには、お手本になるものと比較し、自分の不出来なところや足りないところを洗い出して改善していくことが必要で、それは下手を自覚していく作業でもある。
絵の評価基準は上手い下手ばかりでは決してない。それでも理想となるものと比較し、相対的な評価を常に自己に下していくのは大事だ。
なので「正しく」下手だと思うのは私は良いことだと考えている。正しくとは、闇雲に自傷的にではなく、理想と比較した評価のこと。
逆に漠然と絵を描く人の中では上手い方かも、なんて考えたりするのは全く意味がないと思える。それと、理想ではないものとわざわざ比べて落ち込むのも。
勿論常に自分より上手い人や理想と比較してばかりでは、落ち込みがちになってしまうだろう。だけど良い自己評価や自己肯定感は、自分の成長で得ることが出来る。
マイナスの評価は理想の他人との比較で、プラスの評価は過去の自分との比較で。これが以前から自分に言い聞かせていること。なかなか難しいけどね。
