物覚えもっと雑記帳

思考整理の為の超個人的な場所 ほぼ絵の話 一部noteにも転載

求められるものを探り当てる難しさ

先日からTwitter(友人知人にも一切教えていない細々したアカ)でリクエストというかお題を受け付けて、既に何枚か描いている。今後ココナラ的なものをする練習にでもなればと思い。

 

気軽な募集なので送ってもらったものも気軽で、かなり情報が漠然としているものも多い。例えば(実際のキーワードは全然違うが)「スポーティーなファッションのショートカットの女の子が休憩しているところ」。コミッションならば追加で情報を聞き出すことが出来るだろうし、これはただの匿名お題なので私の自由な発想でOKである。

 

しかし、取り組みながらこういうことも思った。

受注でも、全てのイメージをしっかり細かく引き出せるわけではない。なので少なくともある程度は、その人がイメージしているであろうものを探り当てる必要がある。

 

例の「スポーティー」にしても「ショートカット」にしても、それ以上の情報が得られないのであれば、多分最近の流行の要素を取り入れる方が「当たり」である確率は上がるはずだ。キーワードに対する今の世間のイメージのアベレージみたいなものを調査し、探り当て、上手く落とし込まなければならない。

 

そして「休憩しているところ」(動作)も、他のキーワードを踏まえて想像を働かせ、合理的なものを導き出す必要がある。休憩って何の?ファッションってことはユニフォームでもないし運動の休憩中ではないか?お出かけとかの休憩かな…など。(実際これだけでは幅がありすぎるね。)

 

あらためて、世の中のイラストレーターってこんな大変なことをしているんだなと…。

 

ますますイラストの受注仕事なんて困難だと思ったけど、でも嬉しい誤算もあって、案外こういった挑戦を楽しめていることだ。勿論金銭という責任が乗ったらプレッシャーもはるかに増すだろうし、決して楽観的にはなれないのだが、それでも自分は自分の描きたいもの以外全く描きたくないとずっと思ってきたので、そこが意外に大丈夫そうなのは良かった。良い収穫だ。